【サブ4】おすすめランニングシューズ8選(アシックス・NIKE・adidas・ニューバランス)2025年

フルマラソンでサブ4(4時間切り)を目指すには、日々の練習に加えて「どんなシューズを選ぶか」が非常に重要です。適切なランニングシューズは、フォームの安定やケガの予防につながるだけでなく、レース本番での走りやすさやタイムの向上にも大きく影響します。

しかし実際には、

・どのブランドが自分に合っているのか分からない
・トレーニング用とレース用でどう選び分ければいい?

といった悩みを抱えているランナーも多いのではないでしょうか。

この記事では、そんな悩みを解消するために、アシックス・NIKE・adidas・ニューバランスという人気4ブランドから、サブ4を目指すランナーにおすすめのトレーニング用・レース用シューズをそれぞれ2足ずつ厳選してご紹介します。

各シューズの特徴・価格帯・耐久性・おすすめポイント・注意点を解説していますので、「自分にぴったりの一足」を見つけるヒントとして、ぜひ参考にしてください。

38歳3児のパパランナー。

2011年に現役を引退。地元に戻り、香取小江戸マラソンや地域イベントにも積極的に参加。会社員をしながら市民ランナーとして活動。YMD NEXT×RUNの指導をオンライン中心に展開中。

【実績・経歴】

・山田中学校

 県大会優勝、県駅伝優勝

・市立船橋高校 (体育科専攻)

 県大会優勝、インターハイ出場

・駒澤大学   (文学部心理学科専攻) 

 2009年箱根駅伝第4区出場、関東インカレ決勝進出

・富士通

大田原マラソン第3位、パリマラソン17位(アジア1位)

目次

ランニングシューズ一覧

スクロールできます
GEL-CUMULUS 26GT-2000 12MAGIC SPEED 3NOVABLAST 4Pegasus 41InfinityRN 4Zoom Fly 5Vaporfly 3Supernova RiseSolarcontrolAdizero Boston 12Adizero Adios 8Fresh Foam X 880 v14FuelCell Propel v4FuelCell Rebel v4FuelCell SuperComp Pacer
用途練習練習レースレース練習練習レースレース練習練習レースレース練習練習レースレース
メーカーアシックスアシックスアシックスアシックスナイキナイキナイキナイキアディダスアディダスアディダスアディダスNew BalanceNew BalanceNew BalanceNew Balance
価格約15,000円約16,000円約18,000円約17,000円約14,000円約17,000円約18,000円約30,000円約14,000円約15,000円約18,000円約16,000円約15,000円約14,000円約16,000円約25,000円

耐用距離
600〜800km600〜800km300〜500km500〜700km600〜800km600〜800km400〜600km200〜400km600〜800km600〜800km400〜600km300〜500km600〜800km500〜700km300〜500km200〜400km
コスパ普通普通普通普通普通普通普通
レビューレビューレビューレビューレビューレビューレビューレビューレビューレビューレビューレビューレビューレビューレビューレビューレビュー
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【アシックス(ASICS)】

トレーニング用

1. GEL-CUMULUS 26

  • 特徴:クッション性と軽量性のバランスがよく、サブ4練習に最適
  • 価格:約15,000円
  • 耐用距離数:600〜800km
  • おすすめポイント:日々のジョグやLSDにぴったり。足に優しい。
  • 注意点:スピード練習には少し重さを感じる人も。

2. GT-2000 12

  • 特徴:安定性重視のサポートタイプ、プロネーション気味の人に◎
  • 価格:約16,000円
  • 耐用距離数:600〜800km
  • おすすめポイント:ケガ予防に。フォームが安定しない人に特に有効。
  • 注意点:ソールがやや硬めで好みが分かれる。

レース用

1. MAGIC SPEED 3

  • 特徴:カーボン搭載で反発性が高いが、サブ4にも扱いやすい
  • 価格:約18,000円
  • 耐用距離数:300〜500km
  • おすすめポイント:スピード感を得つつ脚を残せる万能型
  • 注意点:着地が強めな人にはクッションが薄く感じることも

2. NOVABLAST 4

  • 特徴:カーボン非搭載ながら高反発でレースにも対応
  • 価格:約17,000円
  • 耐用距離数:500〜700km
  • おすすめポイント:テンポ走・ペース走からレースまで万能
  • 注意点:厚底ゆえの不安定さに慣れが必要

【NIKE】

トレーニング用

1. Pegasus 41

  • 特徴:定番の万能トレーナー。クッション性と反発性を両立
  • 価格:約14,000円
  • 耐用距離数:600〜800km
  • おすすめポイント:初心者からサブ4まで対応の完成度
  • 注意点:フィット感が狭め。幅広の人は注意

2. InfinityRN 4

  • 特徴:怪我予防を意識したサポートシューズ
  • 価格:約17,000円
  • 耐用距離数:600〜800km
  • おすすめポイント:長距離ジョグやLSDに最適
  • 注意点:少し重量感あり。スピード練習には不向き

レース用

1. Zoom Fly 5

  • 特徴:カーボン入りのトレーニング兼レースモデル
  • 価格:約18,000円
  • 耐用距離数:400〜600km
  • おすすめポイント:初カーボンに最適。反発感ありつつ安定
  • 注意点:ナイキ特有のヒール高に慣れる必要あり

2. Vaporfly 3

  • 特徴:エリートも使う本格レーシングモデル
  • 価格:約30,000円
  • 耐用距離数:200〜400km
  • おすすめポイント:サブ4ギリギリ層の勝負レース用に
  • 注意点:脚力・フォームが安定していないと使いこなせない

【adidas】

トレーニング用

1. Supernova Rise

  • 特徴:クッションと安定性のバランスが優秀
  • 価格:約14,000円
  • 耐用距離数:600〜800km
  • おすすめポイント:ジョグからビルドアップまで幅広く使える
  • 注意点:やや重量感がある

2. Solarcontrol

  • 特徴:オーバープロネーション対策モデル
  • 価格:約15,000円
  • 耐用距離数:600〜800km
  • おすすめポイント:安定感重視の方に
  • 注意点:反発感はやや控えめ

レース用

1. Adizero Boston 12

  • 特徴:高反発かつ安定性もあり、サブ4ペースに合う
  • 価格:約18,000円
  • 耐用距離数:400〜600km
  • おすすめポイント:レースにもスピード練習にも対応
  • 注意点:アディダス特有のソール形状に慣れが必要

2. Adizero Adios 8

  • 特徴:薄底系の軽量レーサー。接地感が鋭い
  • 価格:約16,000円
  • 耐用距離数:300〜500km
  • おすすめポイント:テンポ走・レースでペース維持しやすい
  • 注意点:脚に負担がかかりやすい

【ニューバランス(New Balance)】

トレーニング用

1. Fresh Foam X 880 v14

  • 特徴:柔らかくて安定感のあるオールラウンダー
  • 価格:約15,000円
  • 耐用距離数:600〜800km
  • おすすめポイント:初心者〜中級者まで幅広く対応
  • 注意点:反発性を求める人には物足りないかも

2. FuelCell Propel v4

  • 特徴:FuelCellの反発力と適度な柔らかさが特徴
  • 価格:約14,000円
  • 耐用距離数:500〜700km
  • おすすめポイント:テンポ走・ビルドアップに最適
  • 注意点:アウトソールの耐久性がやや低い

レース用

1. FuelCell Rebel v4

  • 特徴:スピードと軽さが融合したモデル
  • 価格:約16,000円
  • 耐用距離数:300〜500km
  • おすすめポイント:ペース走やレースで威力を発揮
  • 注意点:安定感はやや弱め

2. FuelCell SuperComp Pacer

  • 特徴:カーボン入りで鋭い反発性、接地感も良好
  • 価格:約25,000円
  • 耐用距離数:200〜400km
  • おすすめポイント:軽快な走りでスピード勝負に◎
  • 注意点:フォームや脚力が弱いと疲労しやすい

GEL-CUMULUS 26(アシックス)|安定した走りを支える万能トレーナー

■ 特徴

GEL-CUMULUS 26は、アシックスが誇る定番のクッション系トレーナーシリーズの最新モデルです。サブ4を目指す市民ランナーにとっては、「毎日のジョグ・距離走・LSD」など幅広いトレーニングに対応できる万能型のシューズとして人気があります。

今作では、ミッドソールに新素材「FF BLAST PLUS ECO」を採用し、従来よりも軽量で反発力のある走り心地を実現しています。ヒール部分にはアシックス独自の「PureGEL™」を内蔵し、着地の衝撃をしっかり吸収。長時間のランニングでも脚に優しく、初心者~中級者にも扱いやすいモデルです。


■ スペック・価格・耐久性

項目内容
価格帯約15,000円(税込)前後
重量約266g(メンズ27.0cm)
ドロップ8mm
用途ジョグ、距離走、LSD、リカバリーラン
耐用距離数約600~800km

■ おすすめポイント

  • やわらかくも沈みすぎない絶妙なクッション性
    長めの距離を走っても、脚にダメージが残りにくく、翌日の練習にも影響しにくい。
  • 安定感のあるライド感
    初心者でも「ブレにくい」走りを実感でき、サブ4ペースのジョグにもフィット。
  • 幅広・ワイド設計もあり
    日本人の足型に合いやすく、サイズ展開も豊富。フィット感にこだわる方にも◎。

■ 注意点・デメリット

  • やや重量感を感じる人も
    フルマラソン後半での脚保護には適している一方で、テンポ走やスピード練習では重さを感じることがあります。スピード系には別モデル(例:ノヴァブラストやマジックスピード)との併用がオススメです。
  • 反発力よりも安定性重視
    瞬発的な加速力を求める方にはやや物足りなさもあります。

■ こんなランナーにおすすめ

  • 初フルマラソンでサブ4を目指す人
  • 毎日のジョグ・LSD用に信頼できる1足を探している人
  • ケガを避けたい、フォームがまだ安定しないランナー

GT-2000 12(アシックス)|安定性を追求するサブ4ランナーの守り神

■ 特徴

GT-2000シリーズは、アシックスの**「安定性重視シューズ」として長年市民ランナーに愛されてきたモデルで、今作12代目ではさらなる進化を遂げています。特にオーバープロネーション(足首が内側に倒れやすい走り方)を補正**してくれるガイダンス機能が特徴で、フォームが安定しにくい方、脚の怪我を予防したい方にぴったりの一足です。

ミッドソールには「FF BLAST PLUS」と「PureGEL™」を組み合わせ、やわらかさと反発力を両立。新設計のミッドソール形状で、より滑らかな重心移動と安定した走行感が得られます。


■ スペック・価格・耐久性

項目内容
価格帯約16,000〜17,000円(税込)
重量約275g(メンズ27.0cm)
ドロップ8mm
用途ジョグ、距離走、LSD、疲労抜きジョグ
耐用距離数約600~800km

■ おすすめポイント

  • 足の内側への倒れ込みを抑制
    アシックスの「LITETRUSS™」テクノロジーが、内側の崩れを抑えて着地のブレを防止。
  • サブ4ペースに適した安定感と反発のバランス
    クッション性が高く、特にレース後半での脚の疲れを軽減してくれます。
  • 高いフィット性と履き心地
    アッパーのエンジニアードメッシュが足をやさしく包み込み、長時間のランニングでも快適。

■ 注意点・デメリット

  • 反発やスピード感は控えめ
    クッション性と安定性重視の設計なので、スピード練習やテンポ走には少し重さを感じることがあります。
  • ナチュラル走法のランナーには合わないことも
    自然な動きや接地感を重視するランナーにとっては、サポートが強く感じる場合も。

■ こんなランナーにおすすめ

  • フォームが崩れやすく、足の内側に負担がかかりやすい人
  • 安定性を重視し、長時間でも脚を守ってくれる1足が欲しい人
  • 過去に膝痛・足首痛などのトラブル経験がある

MAGIC SPEED 3(アシックス)|カーボン初挑戦にも最適なスピード系万能モデル

■ 特徴

MAGIC SPEED 3は、アシックスの中でも「扱いやすいカーボンプレート搭載モデル」として位置づけられている1足です。エリート向けのメタスピードシリーズよりも安定性に優れ、サブ4レベルのランナーでも無理なく使えるよう設計されています。

今作3では、前足部にフルレングスのカーボンプレートを内蔵し、さらに2層構造のミッドソールには、上層に「FF BLAST™ PLUS」、下層に「FF BLAST™」を搭載。反発と安定のバランスを最適化し、テンポ走やペース走、さらにはレース本番まで対応する「オールインワン型カーボンシューズ」として仕上がっています。


■ スペック・価格・耐久性

項目内容
価格帯約18,000〜19,000円(税込)
重量約225g(メンズ27.0cm)
ドロップ7mm
用途テンポ走、ペース走、ハーフ〜フルのレース
耐用距離数約300〜500km

■ おすすめポイント

  • カーボンなのに扱いやすい!
    フルレングスカーボンプレート搭載ながら、ソール全体が柔らかく、着地から蹴り出しまでスムーズな推進感。
  • トレーニングとレースの両方に使える
    1足でテンポ走・閾値走・ペース走・レースに対応可能。コストパフォーマンスも◎。
  • アシックスらしい安定性とフィット感
    アッパー素材のホールド性と、ミッドソールのブレにくさが安心感を与えてくれます。

■ 注意点・デメリット

  • 足の筋力・フォームが整っていないと反発を活かしきれない
    ある程度のスピードやフォームがないと、反発力が生かせず「ただ硬く感じる」ことも。
  • 耐久性はジョグ用モデルよりやや低め
    レース・スピード練習向けの設計のため、600km以上の長期使用は非推奨。

■ こんなランナーにおすすめ

  • サブ4〜サブ3.5を目指し、カーボンプレートに挑戦したいランナー
  • ペース走やテンポ走でもフォームを崩さずにスピードを上げたい
  • レース用にコスパのよい「カーボン系セカンドシューズ」が欲しい人

ノヴァブラスト 4(アシックス)|柔らかさ×反発力の両立、テンポ良く走りたい市民ランナーへ

■ 特徴

NOVABLAST 4は、アシックスが「楽しく、軽やかに走る」をテーマに開発した厚底モデルで、サブ4ランナーのジョグ・ペース走・レース本番にも対応できる高性能シューズです。

最大の特徴は、FF BLAST™ PLUS ECOという最新のミッドソール素材。前作よりも環境配慮型でありながら、クッション性と反発力のバランスがさらに向上しています。蹴り出しのタイミングで自然に足が前に出るような、弾むようなライド感は一度履くとクセになります。

また、アシックスの中では珍しく、ニュートラルでやや柔らかめな履き心地のため、カーボン非搭載ながらスピード練習にも使いやすい1足です。


■ スペック・価格・耐久性

項目内容
価格帯約17,000円(税込)前後
重量約260g(メンズ27.0cm)
ドロップ8mm
用途ジョグ、ペース走、ビルドアップ、フルマラソン本番
耐用距離数約500〜700km

■ おすすめポイント

  • 弾むような反発力と柔らかな着地感
    厚底ならではの安心感がありながら、推進力も感じられる絶妙なバランス。
  • ロッカー構造でテンポの良い走りが可能
    前足部が反り上がっており、足が自然と前に出る感覚が得られる。
  • 長時間履いても疲れにくい
    ジョグやLSDはもちろん、後半粘る力を求められるサブ4レースにも適応。
  • デザイン性◎
    アシックスの中でも「カッコいい」と評判の高いモデル。街履きや普段使いにも。

■ 注意点・デメリット

  • 柔らかすぎてブレを感じる人もいる
    初心者や体幹が弱い人は「安定感が物足りない」と感じる場合あり。フォームが崩れやすい方はGT-2000やGEL-KAYANOとの併用がおすすめ。
  • 接地感が希薄になる可能性も
    厚底クッションによって、地面をつかむような接地感を好む人には合わない場合あり。

■ こんなランナーにおすすめ

  • ペース走やジョグにもスピード感と気持ち良さを求める
  • フォームがある程度安定しており、自然な推進力を活かしたい中級ランナー
  • レース用の「カーボンシューズには抵抗がある」けど、高反発モデルで挑戦したい

ナイキ ペガサス41(NIKE)|サブ4練習を支える万能ジョグシューズの決定版

■ 特徴

Pegasus 41は、ナイキの定番モデル「ペガサス」シリーズの最新作で、ジョグからテンポ走、距離走まで幅広く対応できる万能シューズです。クッション性・反発性・耐久性のバランスが取れており、サブ4ランナーの「練習の主力」として1足持っておくと安心なモデルです。

今作では、ミッドソールにナイキ最新のフォーム素材「ReactX(リアクトエックス)」を採用。前作よりもエネルギーリターンが13%向上し、地球環境への配慮も兼ねた進化を遂げています。さらに前足部と踵にはZoom Airユニットを内蔵し、クッションの柔らかさと反発感が両立されています。


■ スペック・価格・耐久性

項目内容
価格帯約14,000〜15,000円(税込)
重量約280g(メンズ27.0cm)
ドロップ10mm
用途ジョグ、距離走、テンポ走、LSD
耐用距離数約600〜800km

■ おすすめポイント

  • バランスのとれた万能設計
    反発力・クッション・安定感が高水準でまとまっており、これ1足で大半の練習に対応可能。
  • 新素材ReactXで、より軽やかに、より環境に優しく
    持続可能性とパフォーマンスの両立。エネルギーリターン向上で、より前に進む感覚。
  • Zoom Airでの推進感と着地の柔らかさ
    しっかり地面を押せる感覚と、膝・足裏への優しさを両立。特にテンポ走で実力発揮。
  • 信頼の耐久性とコスパ
    耐用距離が長く、価格も比較的手ごろ。初心者から中上級者まで幅広く使える。

■ 注意点・デメリット

  • やや細身のフィット感
    ナイキ特有のタイトな作りで、足幅が広い人はフィット感に注意。ワイドタイプは展開が限られる。
  • 軽量モデルではない
    ジョグや距離走には向くが、インターバルなどのスピード練習にはやや重く感じることも。

■ こんなランナーにおすすめ

  • サブ4を目指して本格的に練習を積みたいランナー
  • 日々のジョグから距離走まで幅広く使える「練習の主力シューズ」を探している人
  • カーボンシューズではなく、自然な反発とクッションのバランスを求める

■ まとめ

Pegasus 41は、まさに「万能」という言葉がぴったりの1足です。特に、ジョグやビルドアップ走、距離走といった日々の練習で最も活躍する存在であり、どのレベルのランナーにもフィットする懐の深さが魅力です。

サブ4を目指す上で、「迷ったらこれを選べばOK」と言える安心感があります。走るたびに地面の反発を感じつつ、足を守ってくれる──それがPegasus 41の魅力です。

ナイキ インフィニティラン4(NIKE)|ケガを防いで走り続ける、信頼のサポート系ジョグシューズ

■ 特徴

InfinityRN 4は、ナイキが「怪我ゼロを目指す」という明確なコンセプトのもと開発したサポート系ランニングシューズの第4世代モデルです。厚めのミッドソールと広めの接地面積によって、足への衝撃をやわらげ、ブレを抑えてくれる構造になっています。

最大の特徴は、新素材「Nike ReactXフォーム」を搭載していること。従来のReactフォームよりも反発性・柔軟性が向上し、地面からの推進力をより自然に得ることができます。さらに、前足部と踵の2箇所に配置されたZoom Airユニットが、着地の衝撃を吸収しながらもスムーズな移動をサポートします。


■ スペック・価格・耐久性

項目内容
価格帯約17,000〜18,000円(税込)
重量約290g(メンズ27.0cm)
ドロップ約9mm
用途ジョグ、距離走、LSD、疲労抜きラン
耐用距離数約600〜800km

■ おすすめポイント

  • ケガを防ぐ設計思想
    ワイドなミッドソール+ヒール構造で着地の安定感が高く、フォームがブレにくい。
  • 新ReactXフォームで柔らかさと反発の絶妙なバランス
    クッション性が高く、足腰への負担が少ない走りが可能に。
  • Zoom Airユニットでスムーズな重心移動
    フラットな接地から自然な蹴り出しまでをサポート。
  • 足を包み込むようなアッパー構造
    通気性のあるニット素材としっかりしたヒールカップで、長時間でも快適な履き心地。

■ 注意点・デメリット

  • やや重めでスピード練習には不向き
    ジョグやLSDには最適だが、テンポ走やインターバルには不向き。
  • 厚底+ワイド構造のため、走り方によっては「もっさり感」
    地面を蹴る感覚を重視する人や軽量シューズに慣れている人には、やや鈍重に感じることも。

■ こんなランナーにおすすめ

  • ジョグやLSDの際に足への負担を減らしたい人
  • 過去にケガの経験があり、脚部のサポートを強化したいランナー
  • フォームが安定していない、着地が乱れがちな初中級ランナー

■ まとめ

InfinityRN 4は、「サブ4を目指す練習を、ケガなく継続するための相棒」として非常に優秀な1足です。スピードや軽量性ではなく、継続できる安心感と履き心地を何より重視したいランナーにとって、心強いパートナーになるはずです。

特に、ジョグ用として1足持っておくことで、「疲労抜きの日」「長めの距離走」などの場面で大いに活躍します。ハードな練習を続ける日々だからこそ、こうした“守りの1足”も大切にしたいところです。

ズームフライ 5(NIKE)|カーボン初挑戦にも◎ 練習〜レースまで対応する万能型

■ 特徴

Zoom Fly 5は、ナイキのセカンドグレードのカーボンプレート搭載モデルであり、「Vaporflyは少し敷居が高い」という市民ランナーにとって、非常にバランスの取れた選択肢です。今作からはミッドソールにZoomXフォームを搭載し、従来よりも格段に反発性と推進力がアップしました。

前足部にはカーボンプレートを内蔵しており、適度な剛性と反発でスムーズなローリング感(重心移動)を生み出します。フルマラソンの後半でも脚を前に運びやすく、サブ4レベルでも十分に使いこなせる仕様です。


■ スペック・価格・耐久性

項目内容
価格帯約18,000〜20,000円(税込)
重量約280g(メンズ27.0cm)
ドロップ8mm
用途ペース走、テンポ走、フルマラソン本番
耐用距離数約400〜600km

■ おすすめポイント

  • ZoomX搭載で推進力が大幅に向上
    今作からZoomXフォームを使用。前作よりも大幅に反発性が高まり、エネルギーロスを抑えて走れる。
  • 適度な硬さのカーボンプレート
    Vaporflyよりも柔らかく、フォームがまだ完成していない市民ランナーでも扱いやすい。
  • レースもこなせる耐久性
    カーボン搭載モデルの中では耐用距離が長く、練習にも気軽に使えるのが魅力。
  • 快適なフィット感
    アッパーは柔らかく通気性があり、レースでもストレスのない履き心地。

■ 注意点・デメリット

  • やや重めの設計
    厚底+プレート構造のため、カーボンにしては軽さに欠ける。スピード志向のランナーには物足りない可能性。
  • 地面感覚は希薄
    厚底特有の“浮いている感覚”があり、地面をつかむような走りを好む人には合わないことも。
  • ターンが多いコースではやや不安定さを感じる場合も
    厚底構造のため、細かい動きが求められる場面では少し取り回しが難しい。

■ こんなランナーにおすすめ

  • サブ4〜サブ3.5を目指す中級ランナー
  • カーボンプレートシューズを初めて使いたい人
  • レースとペース走に両用できるシューズを探している人
  • Vaporflyほどの「脚力やフォームの完成度」に自信がない人

■ まとめ

Zoom Fly 5は、「練習もレースもこれ1足でカバーしたい」というサブ4ランナーの願いを叶えてくれる、非常に優秀なモデルです。カーボン特有の推進感を味わいながらも、扱いやすく、脚への負担も少ない──そんな使いやすさが魅力です。

初めての厚底カーボンに挑戦する方にもおすすめできる“入り口としての最適解”ともいえる1足。サブ4に向けた1段上の走りを体感したいあなたに、ぜひ試してほしいシューズです。

ヴェイパーフライ 3(NIKE)|サブ4ランナーにもチャンスを与える、究極のレース用カーボンシューズ

■ 特徴

Vaporfly 3は、ナイキのトップレーシングモデル「Vaporfly」シリーズの最新作であり、世界中のエリートランナーがマラソンで愛用するハイパフォーマンスシューズです。シリーズ史上最軽量でありながら、優れた反発性・推進力・軽快さを兼ね備え、フルマラソンでの記録更新を狙うランナーの“切り札”と言えます。

ミッドソールにはナイキの最軽量かつ高反発なZoomXフォームを全面に採用し、プレートには高剛性のフルレングスカーボンプレートを内蔵。それに加えて、アウトソールの新パターンや通気性の良いエンジニアードメッシュが、軽さ・速さ・快適さを支えています。


■ スペック・価格・耐久性

項目内容
価格帯約29,000〜33,000円(税込)
重量約198g(メンズ27.0cm)
ドロップ8mm
用途レース(ハーフ〜フルマラソン)
耐用距離数約200〜400km(本番専用推奨)

■ おすすめポイント

  • 最強クラスの推進力と反発性
    地面を押す力をそのまま前方推進力に変換する感覚。着地から蹴り出しまでがとにかく速い。
  • 超軽量で疲労を感じさせない設計
    足を“前に転がす”ような感覚で、脚を使わずに進む感覚が得られる。
  • ZoomXのクッション性で脚が残る
    厚底ながらフワつかず、脚に優しく、それでいてスピードを削がない。
  • デザイン性も◎
    レース当日のテンションを上げてくれる存在感のある見た目。

■ 注意点・デメリット

  • 価格が高い
    約3万円と高価であり、練習では使いにくい。レース本番専用と割り切った使い方が理想。
  • 耐久性がやや低い
    摩耗しやすいため、練習用としては不向き。使用は本番+試走(数回)に限定推奨。
  • フォームが崩れていると性能を発揮できない
    カーボンプレートが高反発な分、安定したフォームで走れないと“跳ね返される”感覚になることも。

■ こんなランナーにおすすめ

  • サブ4〜サブ3を目指すランナーで、脚力・フォームがある程度整っている
  • フルマラソンで「1秒でもタイムを削りたい」勝負レース用の1足を探している人
  • Zoom Flyや他モデルでカーボンに慣れてきて、次のステージに挑戦したいランナー

■ まとめ

Vaporfly 3は、トップランナーだけのシューズではありません。正しいフォームで走れるようになってきたサブ4ランナーにとっても、自己ベスト更新のための強力な武器になります。

ただし、「日常使い」ではなくレース用に割り切って使うことが前提。事前に数回試走して慣れておくことで、本番でそのポテンシャルを最大限に発揮できます。

走力に自信がついてきたサブ4挑戦者の“ご褒美シューズ”としてもおすすめです。

アディダス スーパーノバ ライズ(adidas)|「走りやすさ」と「脚への優しさ」を両立した万能トレーナー

■ 特徴

Supernova Riseは、アディダスが“毎日のランをもっと快適に”というコンセプトで展開する、汎用性の高いトレーニングモデルです。これまでのスーパーノバシリーズよりも、クッション性と安定性がさらに向上しており、ジョグからビルドアップ走、ロング走まで幅広く対応可能です。

ミッドソールには「Dreamstrike+フォーム」を採用し、従来よりも柔らかく反発のあるクッショニングを実現。アウトソールには「Support Rods 2.0」構造(トルション系サポート)を搭載し、着地から蹴り出しまでの安定した重心移動を助けてくれます。


■ スペック・価格・耐久性

項目内容
価格帯約14,000〜15,000円(税込)
重量約270g(メンズ27.0cm)
ドロップ約10mm
用途ジョグ、距離走、LSD、ビルドアップ
耐用距離数約600〜800km

■ おすすめポイント

  • 足への負担が少ない柔らかめのクッション
    膝・足首にやさしいクッション設計で、走り込み期にも安心。
  • クセのないライド感で走りやすい
    着地から蹴り出しまでの重心移動が自然で、初心者にも扱いやすい。
  • アディダスらしさと安定性の両立
    接地のブレを抑えながらも、地面をしっかり押せる設計。
  • 比較的手ごろな価格で高性能
    コストパフォーマンスが高く、日々の主力シューズに最適。

■ 注意点・デメリット

  • スピード練習には少し不向き
    クッション性に特化しているため、スピード系インターバルやテンポ走ではやや物足りなさを感じることも。
  • 若干の重さを感じることがある
    軽さよりも安定性重視の設計のため、軽量モデルに慣れた人には重く感じる可能性あり。

■ こんなランナーにおすすめ

  • 脚の負担を抑えて、日々のジョグ・距離走を継続したいランナー
  • サブ4を目指しているが、ケガのリスクを減らしながら走り込みたい
  • レース用とは別に、信頼できるトレーニング用の1足を探している人

■ まとめ

Supernova Riseは、「快適性」「安定性」「クッション性」を高次元でバランスさせた、サブ4ランナーのためのトレーニングシューズです。特に、長めのジョグやLSD、脚づくりの期間に重宝するモデルで、フォームにまだ自信のない人でも自然に正しい動きに導いてくれます。

派手さはないものの、毎日の練習を支える“縁の下の力持ち”的な存在。ケガなく継続することが最も重要なサブ4への道において、この1足は非常に心強いパートナーになるでしょう。

ソーラーコントロール(adidas)|安定感抜群の“守りの一足”で、走り込みを支えるトレーナ

■ 特徴

ソーラーコントロールは、アディダスの中でも**「安定性とサポート性を重視したスタビリティ系モデル」で、特にオーバープロネーション傾向(内側への過剰な倒れ込み)**のあるランナーに最適です。着地から蹴り出しまでの動作をスムーズに導き、足や膝の故障リスクを軽減してくれます。

ミッドソールには、クッション性とエネルギーリターンに優れるBOOSTフォームを採用。さらに足の内側に搭載された安定プレートと「Control Platform」構造により、着地時のぐらつきを抑え、ブレない走りを実現しています。


■ スペック・価格・耐久性

項目内容
価格帯約15,000〜16,000円(税込)
重量約310g(メンズ27.0cm)
ドロップ約10mm
用途ジョグ、距離走、LSD、フォーム矯正
耐用距離数約600〜800km

■ おすすめポイント

  • 抜群の安定性とガイド性
    足の内側にしっかりとしたサポート構造があり、ブレを抑えて疲れにくい。
  • BOOSTフォームによるクッション性と反発力のバランス
    柔らかすぎず硬すぎず、足裏に優しいが推進力もある絶妙な設計。
  • 厚底ながら接地感がしっかりしている
    足元の安定感に不安があるランナーにも安心して使える。
  • フォーム改善の補助としても有効
    着地の導きがスムーズなので、崩れがちなフォームを正しい軌道に戻しやすい。

■ 注意点・デメリット

  • 重さが気になる場合あり
    クッション性とサポートを重視した設計ゆえに、スピード練習には不向き。
  • 自然な走り方を求めるランナーには少し“矯正感”が強い
    安定性が高いため、動きにやや制限を感じる場合も。

■ こんなランナーにおすすめ

  • 足首や膝への負担を減らしながら、安全に走り込みたいサブ4ランナー
  • 内側に倒れ込みやすいフォームで、ケガの再発や不安がある人
  • フォームがまだ不安定で、着地や軸のブレを修正したい人

■ まとめ

ソーラーコントロールは、「とにかくブレずに、安心して走り込みたい」というランナーにとって、非常に頼れる1足です。特にサブ4を目指すランナーの中で、ケガの再発防止やフォーム矯正を意識している人には強くおすすめできます。

脚づくりや距離走の段階で使うことで、安定した走行フォームを築き、その先のレース用シューズにもつながる“基礎力”を養うことができます。

「攻め」のシューズではありませんが、「守り」を極めたシューズは、結果的にレースの強さにつながる──Solarcontrolはその代表格といえるでしょう。

アディゼロ ボストン 12(adidas)|レースも練習も支える、万能型“セカンドレーサー”

■ 特徴

アディゼロ ボストン 12は、アディダスのレーシングライン「Adizero」シリーズに属する1足であり、本格的なスピード練習〜レースまで対応可能な万能シューズです。上位モデルの「Adios Pro」ほど尖ってはいませんが、安定性・反発性・汎用性のバランスに優れたモデルとして高い評価を得ています。

最大の特徴は、ミッドソールに搭載されたENERGYRODS 2.0(グラスファイバー製のロッド)と、新素材の「LIGHTSTRIKE PRO」「LIGHTSTRIKE 2.0」の組み合わせ。これにより、スムーズな重心移動と前方推進力を両立しつつ、レース後半でも脚を残せる構造になっています。


■ スペック・価格・耐久性

項目内容
価格帯約18,000〜19,000円(税込)
重量約270g(メンズ27.0cm)
ドロップ約7mm
用途ペース走、ビルドアップ走、フルマラソン、レース本番
耐用距離数約400〜600km

■ おすすめポイント

  • 推進力を生むENERGYRODS 2.0搭載
    カーボンではなくグラスファイバー製なので、反発が自然で扱いやすい。
  • 安定感と反発の絶妙なバランス
    厚底なのにしっかり接地でき、速く走りたいけど不安定なシューズは避けたい人に最適。
  • LIGHTSTRIKE PROフォームでスピードが持続しやすい
    上位レーシングモデル譲りの高反発素材を使用しながらも、扱いやすさはしっかり確保。
  • ロング走やテンポ走にも使える汎用性
    本番用にも練習用にもなる“1足2役”の頼れる存在。

■ 注意点・デメリット

  • やや硬めの履き心地
    地面を蹴る感覚がしっかりしている分、柔らかいシューズに慣れている人には硬く感じることも。
  • 初心者には少し脚力が必要
    ENERGYRODSの反発を活かすには、ある程度のフォーム・脚筋力が必要。完全なビギナーには不向き。
  • アディダス特有のタイトなフィット感
    足幅が広めの人には窮屈に感じることがあるため、試し履き推奨。

■ こんなランナーにおすすめ

  • サブ4〜サブ3.5を目指す中級者以上のランナー
  • スピード練習用とレース用を1足で兼用したい人
  • カーボンではなくナチュラルな反発感と安定感を求める人
  • VaporflyやAdios Proが「まだ不安」だけど、次のレベルに挑戦したい

■ まとめ

アディゼロ ボストン 12は、「レースでも練習でも使える」という汎用性の高さと“攻めすぎない反発”が魅力の1足です。サブ4を目指すランナーにとって、「本番で脚を残す」ための練習を安全に積むという意味でも、大きな武器になります。

フォームや脚力がある程度整ってきたランナーにとっては、これまでの自分を超えるためのステップアップシューズとして理想的です。

アディゼロ アディオス 8(adidas)|スピード練習に最適な薄底軽量モデルで、速さの土台を作る

■ 特徴

アディゼロ アディオス 8は、アディダスの「Adizero」シリーズの中でも、軽量性・接地感・スピード感を重視したモデルです。カーボンを搭載していない分、ダイレクトな接地感があり、地面を蹴る感覚を養いたいランナーやテンポ走を強化したい人におすすめです。

前作と比較して大きく進化したポイントは、新素材“Lightstrike 2.0”を採用し、より軽量で反発力が向上していること。さらに、プレートは使用せず、グラスファイバー製の「ENERGYRODS 2.0(エナジーロッド)」をソールに内蔵しており、足の動きを自然に導いてくれます。


■ スペック・価格・耐久性

項目内容
価格帯約15,000〜17,000円(税込)
重量約210g(メンズ27.0cm)
ドロップ約8mm
用途テンポ走、ビルドアップ、5km・10kmレース、ペース走
耐用距離数約300〜500km

■ おすすめポイント

  • 薄底×軽量=スピード感と接地感の融合
    しっかり地面を蹴る感覚があり、自然な反発でスピードを引き出せる。
  • ENERGYRODS 2.0で効率的な重心移動
    プレートほどの反発はないが、スムーズなローリングでテンポよく走れる。
  • 前作より柔らかさがあり、足への優しさがアップ
    Lightstrike 2.0の採用で硬すぎず、接地衝撃をほどよく吸収。
  • 5〜10kmレースに最適
    軽快にスピードを上げたい距離で威力を発揮。スピード強化にも。

■ 注意点・デメリット

  • 厚底モデルに慣れた人には接地感が“硬く”感じる
    厚底のクッション性を好む人には、地面からの反力が直接伝わりすぎることも。
  • サポート性はあまり高くない
    フォームが不安定な人やケガの不安がある人には、安定性重視のモデルの方が安心。
  • フルマラソンには不向き
    クッション性が控えめなので、長距離よりも短・中距離レースやスピード練習向き。

■ こんなランナーにおすすめ

  • サブ4を目指している中で、スピードの底上げをしたい人
  • 地面を蹴る感覚やピッチ走法を意識した練習を取り入れたい人
  • 5km〜10kmの記録を狙っているランナー
  • 厚底に頼らず、自力の走りを磨きたいランナー

■ まとめ

アディゼロ アディオス 8は、サブ4を目指す市民ランナーにとって、「厚底に頼りすぎず、スピードを育てる」ための頼れる一足です。5〜10kmレースや、ビルドアップ走・テンポ走などの質を高める場面で特に威力を発揮します。

クッション性やサポート性よりも“速く・正確に・軽快に”走ることを求めるトレーニングやレースに使いたい、攻めの一足です。

ニューバランス フレッシュフォームX 880 v14(New Balance)|日々のジョグを快適に支える“信頼の定番”

■ 特徴

880シリーズは、ニューバランスの中でも長年親しまれている王道のトレーニングモデル。その最新版となるv14は、**「走りやすさ・快適さ・安心感」**を追求しつつ、クッション性と反発性がより洗練されています。

ミッドソールには、シリーズ伝統のFresh Foam Xを採用。柔らかくて沈み込みすぎない、自然でバランスの取れたライド感が魅力です。v14では構造を見直し、軽量化と反発性の向上が図られ、スムーズで効率的な走りをサポートしてくれます。


■ スペック・価格・耐久性

項目内容
価格帯約14,000〜15,000円(税込)
重量約260g(メンズ27.0cm)
ドロップ約10mm
用途ジョグ、距離走、LSD、疲労抜きラン
耐用距離数約600〜800km

■ おすすめポイント

  • 柔らかく自然なクッション性
    膝や足裏に優しく、疲労を残しにくい。フォームが安定していなくても安心して履ける。
  • 足入れの快適さとフィット感
    ニューバランスならではの「包み込まれるような履き心地」は長時間のランにも最適。
  • フラットな接地感でクセがない
    どんな走法・走力のランナーでも違和感なく履ける“万人向け”設計。
  • 幅広・複数ラスト(足型)展開あり
    2Eや4E(ワイドタイプ)もあり、日本人の足にもぴったり合いやすい。

■ 注意点・デメリット

  • スピード練習には向かない
    反発力や軽さは控えめのため、テンポ走・インターバルには不向き。
  • 「普通」に感じるかも
    可もなく不可もなく、クセのない走り心地なので、刺激を求める人には物足りないと感じる可能性も。

■ こんなランナーにおすすめ

  • サブ4を目指しているが、毎日のジョグで脚を守りたい人
  • 初心者〜中級者で、まずは1足信頼できるシューズが欲しい人
  • スピードよりもフォームの安定・ケガの予防を重視する人

■ まとめ

ニューバランス フレッシュフォーム X 880 v14は、まさに「どんなランナーでも受け入れてくれる、懐の深い1足」です。特に、サブ4を目指すランナーにとっては、走り込みやリカバリーの場面で大切な“守りの練習”を支えてくれる存在になります。

「走る日常を支える」──そんな信頼感を求めるなら、まずはこのシューズを選んで間違いありません。

フューエルセル プロペル v4(New Balance)|反発と快適さを兼ね備えた、万能型トレーニングシューズ

■ 特徴

フューエルセル プロペル v4は、ニューバランスが展開する「FuelCell」シリーズの中でも、“手に届きやすい価格帯で高性能”を実現したモデルです。柔らかく、かつ弾むような推進力が特徴で、ジョグ・テンポ走・ビルドアップ走まで幅広く使える万能さが魅力。

v4では、TPUプレートを内蔵したハイブリッド構造になっており、これにより柔らかさの中にも適度な反発と安定性が加わりました。ソールは厚底ですが、接地感や蹴り出しのコントロール性も良好。初心者から中級者まで、スムーズな走りを引き出してくれるモデルです。


■ スペック・価格・耐久性

項目内容
価格帯約13,000〜14,000円(税込)
重量約270g(メンズ27.0cm)
ドロップ約6mm
用途ジョグ、テンポ走、ビルドアップ走、距離走
耐用距離数約500〜700km

■ おすすめポイント

  • FuelCell特有の弾むようなライド感
    1歩ごとに自然と前に進む推進力があり、長い距離でも脚が残りやすい。
  • TPUプレート内蔵で反発&安定の両立
    カーボンよりもマイルドな反発で、フォームが整っていないランナーでも扱いやすい。
  • 価格の割に高性能
    約1万3000円台でこの性能は破格。コスパ重視派にも非常におすすめ。
  • 厚底ながら接地感が良い
    不安定すぎない構造で、厚底初心者でも安心して履ける。

■ 注意点・デメリット

  • アウトソールの耐久性はやや低め
    ラバーのグリップ力や摩耗耐性は、他モデルに比べて控えめ。
  • 軽快さよりも「反発寄り」な走り心地
    スピード志向のランナーにとっては、やや“もっさり感”を感じることも。
  • デザインが好みを分ける可能性あり
    分厚いソールと個性的な形状は、シンプル好きには少し派手に映るかもしれません。

■ こんなランナーにおすすめ

  • サブ4を目指して練習の質を高めたい中級ランナー
  • 反発とクッションをバランスよく備えた1足で練習を幅広くカバーしたい人
  • カーボンまでは不要だけど、スピードも意識した走りをしたい人
  • コストパフォーマンスを重視しつつ、性能にも妥協したくない人

■ まとめ

フューエルセル プロペルl v4は、価格・反発力・快適性の3拍子がそろった高コスパモデルです。フォームに自信がなくても扱いやすく、走りを自然にアシストしてくれる設計になっているため、「これからスピード練習を取り入れていきたい」「ジョグもテンポ走も1足でこなしたい」というサブ4ランナーにぴったり。

“厚底+プレート”の入門用シューズとしても、強くおすすめできる1足です。

ニューバランス フューエルセル レベル v4(New Balance)|“速く・軽く・自然に”を追求した高反発スピードモデル

■ 特徴

ニューバランス フューエルセル レベル v4は、ニューバランスのFuelCellシリーズの中でも特に軽量性と反発性を重視したモデルで、テンポ走・ペース走・10km〜ハーフマラソンレースに最適な設計です。柔らかく沈み込むようなFuelCellフォームに、反発素材「PEBA(ピーバ)」をブレンドすることで、弾むような推進力と軽快なライド感を実現しています。

プレートは非搭載ながら、しなやかな屈曲性と自然な蹴り出しが特徴で、速さと安定感を両立した“非カーボン系のスピードシューズ”として完成度が非常に高いです。


■ スペック・価格・耐久性

項目内容
価格帯約16,000〜17,000円(税込)
重量約210g(メンズ27.0cm)
ドロップ約6mm
用途テンポ走、ペース走、レース(5km〜ハーフ)、ビルドアップ
耐用距離数約300〜500km

■ おすすめポイント

  • 爆発的な反発と軽量性
    PEBA入りFuelCellミッドソールが生み出す高反発で、テンポの良いスピード感が得られる。
  • ナチュラルな走りを活かせる設計
    カーボン非搭載なので、“走らされる”感じがなく、自然なフォームでスピードを出せる。
  • スピード練習からレース本番まで対応
    ジョグ用シューズでは物足りなくなったランナーの「ステップアップ」に最適。
  • 日々のトレーニングにも使いやすいフィット感
    アッパーは軽量で通気性もよく、長時間でも快適にフィット。

■ 注意点・デメリット

  • 安定感はやや控えめ
    軽量で柔らかいため、フォームが安定していないとブレを感じやすい。
  • 耐久性はやや短め
    スピード系の設計のため、アウトソールの摩耗は早め。練習量が多い人は併用をおすすめ。
  • 厚底系の“安心感”を求める人には不向き
    地面をしっかり感じるタイプなので、クッション性最優先の人には合わない可能性も。

■ こんなランナーにおすすめ

  • サブ4を狙っており、スピード練習やペース走を強化したい人
  • カーボンに頼らず、自然なフォームでスピードを出したい人
  • 10km〜ハーフマラソンで自己ベストを狙いたい中級ランナー
  • 軽量で反発のある“走っていて楽しい”シューズを探している人

■ まとめ

ニューバランス フューエルセル レベル v4は、「走りのリズムを作りたい」ランナーにぴったりのシューズです。厚底・カーボン系の感覚に頼らず、自分の脚でスピードを出すトレーニングを積みたい方に強くおすすめできます。

サブ4ランナーにとっては、ジョグ用・本番用とは別に「スピード練習用の1足」として取り入れることで、練習の質が一段上がるはずです。“履くのが楽しくなるシューズ”として、ぜひ候補に加えてみてください。

フューエルセル スーパーコンプ ペイサー(New Balance)|5km〜ハーフで記録を狙うスピードレーサー。鋭さと軽さを武器に!

■ 特徴

フューエルセル スーパーコンプ ペイサーは、ニューバランスのトップカテゴリ「SuperComp」シリーズの中でも、最も軽量かつスピード特化型のモデルです。フルレングスのカーボンプレートと、FuelCellフォームによる強力な反発力に加え、地面を捉えるような低重心設計が大きな特徴。

多くの厚底レーシングシューズとは異なり、Pacerは**比較的薄底に近い構造(ミッドソールの厚さ:約29mm)**でありながら、プレート+高反発フォームによる爆発力を発揮します。そのため、5km〜ハーフのような短〜中距離レースで、リズム良く、速く走りたいランナーに最適です。


■ スペック・価格・耐久性

項目内容
価格帯約25,000〜27,000円(税込)
重量約200g(メンズ27.0cm)
ドロップ約6mm
用途5km、10km、ハーフマラソン、スピード練習、ペース走
耐用距離数約200〜400km(短命型)

■ おすすめポイント

  • スピード特化のカーボンレーシングモデル
    フラット設計により地面を“蹴る”感覚が強く、短距離での爆発的な加速に優れる。
  • 軽量かつ反応が速い
    屈曲剛性の高いプレートと軽量設計が、高速テンポを維持しやすくしてくれる。
  • 厚底では得られない接地感の鋭さ
    ロードをしっかり捉える設計で、スピード重視派にはクセになる走り心地。
  • レースでのタイム更新狙いに特化
    フルマラソンではなく、5〜21kmでの記録狙いにぴったり。

■ 注意点・デメリット

  • クッション性は控えめ
    FuelCellフォーム搭載とはいえ、あくまで「スピード重視設計」なので、脚への衝撃はやや強め。
  • フォームが崩れていると反発を活かしきれない
    地面を蹴れない・支えられないランナーには負荷が高く感じる。
  • 耐久性が短め
    カーボン搭載+軽量モデルのため、500km以上の長期使用には向かない。

■ こんなランナーにおすすめ

  • サブ4を目指しており、5km〜ハーフで記録を狙いたい人
  • 厚底の“ふわふわ感”ではなく、地面をしっかり蹴って進む感覚が欲しい人
  • カーボンシューズに慣れており、次の段階に挑戦したいランナー
  • インターバルやテンポ走などスピード練習の専用シューズを探している人

■ まとめ

フューエルセル スーパーコンプ ペイサーは、ニューバランスの中でも特に「スピードを突き詰める」ことにフォーカスしたレーシングシューズです。厚底全盛の今だからこそ、接地感と鋭い反発のバランスを味わいたい中上級ランナーにとって、非常に魅力的な選択肢となります。

「フォームを磨きたい」「スピードを研ぎ澄ませたい」──そんな課題を持ったサブ4ランナーにとって、自己ベスト更新への近道となる可能性を秘めた1足です。

まとめ

サブ4を目指す道のりにおいて、「どんなシューズを選ぶか」は単なる道具選びではなく、日々の練習やレース本番を支えてくれる“信頼できる相棒”を見つけることでもあります。

今回ご紹介した各ブランドのモデルは、それぞれに個性があり、あなたの走り方や目的に応じた最適な1足がきっと見つかるはずです。トレーニング用、レース用と使い分けるのも良し、まずは1足を徹底的に履きこなすのも良し。大切なのは、自分の走りと向き合いながら、シューズと“対話”することです。

あなたの挑戦に寄り添うシューズと出会い、1歩1歩、自信と確信を積み重ねていってください。
サブ4達成を、心から応援しています!

お気に入りのシューズが決まったら、次は**「目標」をしっかり決めて、走り出す準備を整えていきましょう。**

サブ4を目指すうえで、「ただなんとなく走る」のではなく、明確な目標とその理由があることで、日々の練習にも意味が生まれます。

▼こちらの記事では、
「目標の立て方」「達成までのプロセス」を具体的に解説しています👇
👉 【更なるステージへ】自己ベストを達成するための10ステップ|確実に成長させるための行動完全ガイド

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