はじめまして。YMD NEXT RUN代表の高橋徹(たかはし とおる)です。
私は千葉県香取市の山田中学校で陸上を始めて以来、競技者として中学・高校・大学・実業団まで、一貫して「走る」ことと向き合ってきました。中学時代には県大会での優勝、駅伝区間賞を経験し、高校では市立船橋高校に進学。3000m障害で千葉県大会優勝、関東大会5位、そしてインターハイ出場を果たしました。
その後、駒澤大学に進学し、関東インカレの決勝、2009年には箱根駅伝の4区を走らせていただきました。さらに実業団・富士通陸上部に進み、2009年の大田原マラソンで3位、2010年にはパリマラソンに日本代表として招待され、アジア1位という結果を残すことができました。
数々の舞台で走らせてもらった経験の中で、私が何より大切にしているのは「努力が報われるという感覚」です。陸上は、自分の成長が数字で明確に見えるスポーツ。他人との比較ではなく、「昨日の自分に勝てたか」を常に問い続けてきました。そしてその積み重ねが、結果として全国・世界への道につながったと確信しています。
2011年に富士通を引退し、社業に専念。その後、地元香取に戻って会社員として働く傍ら、今も現役としてランニングを続けています。
競技を終えてからは、地元の中学校の外部コーチや、小学生向けの陸上教室などでボランティア指導を行いながら、地域活動にも積極的に参加してきました。消防団、芸能保存会、環境保全活動──私がこのまちで育ち、学び、走らせてもらった恩返しのつもりです。
そして今、選手としてのキャリアと経験を、これからの世代や挑戦する大人たちの「力」に変える時が来たと感じています。
それが、このランニングクラブ「YMD NEXT RUN」を立ち上げた理由です。
「YMD」は私の原点である“山田町”の頭文字。「NEXT RUN」は、“昨日の自分を超えて次の一歩を踏み出す”という意味を込めました。
このクラブでは、中高生が本気で全国を目指せるような環境を、地元にいながらにして整えていきたいと考えています。競技レベルは問いません。本気で「変わりたい」「成長したい」と思える人であれば、どんなレベルからでもしっかり向き合います。
また、仕事や家庭と両立しながら走り続ける市民ランナーにも、“限られた時間の中でもしっかり伸びる”サポートを提供していきます。自分のペースで、一歩ずつ進めば、きっと誰でも記録も心も変わっていける。そう信じています。
ランニングを通して、努力することの尊さや、仲間と支え合う喜びを、共に感じていけるクラブを目指します。
一人でも多くの人が、自分自身の「NEXT RUN」を見つけられるよう、全力でサポートさせていただきます。